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薬膳の知恵 2 コロナウイルスを遠ざけよう!!

とんでもないウイルスが世の中を混乱させておりますが、中国からの情報によると、このコロナウイルスの患者さんの舌が写真で送られてきており、これから推測できるのは、寒邪と湿邪の性質であるのではないかという事でした。

もし寒邪と湿邪とすると、薬膳の考え方では

寒邪から体を守るには、体を温める食材が、
湿邪を飛ばす食材として、肺であるなら肺経に作用する化痰の作用のある食材と
利水の食材がお勧めです。
(例えば、生姜紅茶。生姜は、散寒、化痰行水の作用があるとされており、また、紅茶は性質は温、そして利水の作用もあるとされています。)

そして、本来春は、「春麗」というようにとても陽気も高まり気持ちの良い日がやってきます。
鳥たちの求愛のダンスも盛んになり、雪の下から植物も芽ぶき始め、冬の間眠っていた動物も活動を再開します。
そして、青々とした若葉が目を癒してくれ、新しい命も生まれます。人体も動き出し、冬にため込んだ老廃物などを排泄し、代謝し、心機一転します。

心身ともにのびのびと、活動的な気持ちでいることがぴったりの時なのです。なのに、外出もできずにいるのはつらいことです。

春の温かい風、陽気は上がる性質なので、イライラしやすく怒りやすかったり、目がかすんだり、ニキビもできやすくなります。
こんな時は、陽気とのバランスを取るために、陰を補い、バランスを取ることが必要です。
(山芋、桑の実、アスパラガス、松の実、黒胡麻、クコの実、黒豆、貝類、卵、豚肉など)

そして、春に傷つきやいのは、五臓のうち、血を貯蔵し、解毒、筋肉 、目、爪、神経などを包括している肝です。
肝は、動き出す体の必要な部分に原動力となる血を送っています。      体が動き出せば、肝の働きが活発になり、傷つきやすくなります。

この肝の働きを平常にしてくれる食材には、せり科の物が多く、三つ葉、芹、クレソン、セロリなどです。さわやかな香りの柑橘類の皮などもお勧めです。
春になると、緑の植物が元気にすくすくと生えてきます。この養血の作用のある緑の葉っぱが、体を助けてくれます。血がたっぷりないと肝も働けません。  しっかり春の緑の野菜も欠かせません。

心もからだもウイルスに負けない‼春色のごはんを楽しみましょう。

肺にも働きかけ体を温める食材
生姜、葱、紫蘇、クローブ、シナモン、からし菜、杏仁など。



黒胡麻あん入り白玉団子甘酒ソース

 



 

 



 

ホタテ貝のあさりソースこごみ三つ葉添え

 



 

せりとグレープフルーツのサラダ

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